どうも、Keibricksです。今回の記事は、レゴ作品を作ることが好きで続けているけど、「自分が本当に好きな作品ほど、いいねが付かない…」
そんな悩みを感じたことがある方へ向けた記事です。
レゴオリジナル作品をSNSへアップする際、誰もがきっと一度は「できれば前回よりもう少し、いいねが欲しいな」と思ったことがあるでしょう。作品作りにおいて周囲の反応を気にすることはとても自然なことで、創作活動を続ける大きな原動力のひとつです。
まず、記事を読んでいただく前に、最初に一つだけお伝えしておきたいことがあります。
「いいねを多く得たい場合、作品は“自分の視点”だけでは成立しない」ということを念頭に置いて読んでみてください。
1. 「お気に入りの作品が評価してもらえない」と感じる瞬間は、誰にでも訪れる
時間をかけて作った力作ほど、反応が少なかった。一方で、思いつきでサッとつくった作品に限って、結構いい数字がついてしまった…。
私たちはこの跳ねたいいねの数を目の当たりにしてしまうと、「自分の興味あることが周囲とズレているのではないか」と悩んでしまい、自分が作りたいものとは別の、周りから求められる作品をつくってしまいがちです。別にそれが間違っているとは思いません。
実は私もそんな経験をした一人です。かつて日本の某政治家をモチーフにした作品をつくり、本人に気に入って貰えた結果、ありがたいことに万バズしたことがありました。私はさらに調子に乗って有名人に擦り寄り(?)、映画や有名Youtuberをモチーフにした作品を連作として上げ続けました。
しかし、そうして制作を続けていくうちに、「自分が本当に作りたいものを作っているんだろうか?」と我に返ったのです。本当につらいのは、評価されないことよりも、自分の「好き」が間違っている気がしてくることです。
2.いいねが多いレゴ作品は、「見る側の視点」で作られている
もし目的が「いいねを多くもらうこと」であるなら、おそらくどの作品も例外なく「見る側の視点」で設計されています。
分かりやすく結論を言えば、「解説文がなくても一発でどんな作品かわかるインパクト」「共感してもらいやすい世界観」「驚きと共にユーモアや創作クオリティーが共存している」という点を意識すれば良いね数の多い作品が作れるようになるということです。いいねが集まりやすい作品には、偶然ではなくこういった周囲が反応しやすい構造作りが完成されています。
ここで読者の皆様へこっそりお伝えしたいことがあります。注意しておきたい点として、SNSで集まるいいねは、作品の完成度や深さを測る指標ではありません。ここを誤解しないで欲しいなと思います。
SNSにはそれぞれ向き不向きがあり、拡散されやすい内容に明確な違いはありますが、とにかくいいねが欲しい場合は、「どれだけ短時間で反応してもらえるか」を意識した作品作りを徹底的に実行するといいでしょう。私がパッケージデザインのを制作する時も常に意識することですが、最初に見てもらった3秒が勝負です。3秒間で人は目の前のものを好きか嫌いかの2択へ無意識に分類します。
そのために、まずは細かな細部ではなく、最初の印象で勝負に出ましょう。
コツとしては、作品全体を一度写真に撮ってみて、サムネイルサイズで確認してみるだけでも、「入口」が機能しているかが分かります。デッサンで言う、定期的に作品から後ろに下がって観察することと似ています。遠目から見てもどんな作品かわかるのが基本です。
人に想いを伝えるというのは結構難しいのです。日常会話だって相手に完全に理解されることはありません。だからこそ、作品作りでは言語以上に「何を伝えるか」をはっきりさせないと何も伝わらないと考えるべきです。伝えるのではなく、伝わるかを作品作りでは大切にすべきです。
いいねを集める作品は、感動させる前に「理解させています」。
いいね数の差は、価値の差ではなく、こうした視点の置き方の差であることがほとんどなのです。
3. 自分が好きな作品が評価されにくいのは、むしろ自然なこと

作品作りにおいて最も注意すべきことは、作者にとって、「ここが一番好き」「ここが面白い」が明確でも、見る側にはその前提がないということを忘れないことです。
自分がやりたい好きな作品ほど、「制作過程への思い入れ」や「細部への工夫」「個人的な関心やテーマ」といった、見えない価値を多く含んでいます。しかし、何もしなければ相手に伝わらないと意識しましょう。
それがうまくいかないと、伝わるまでに時間がかかる、読み解きを求める構造になる、評価が割れやすくなるといった作品が生まれます。
ただ、自分にはそんなこと無理だと落ち込む必要はありません。評価されにくい=失敗ではないという点です。それは単に、見る側視点で最適化されていないだけかもしれません。センス云々ではなく、改善できるということです。
だからこそ、作品を作る時には入口の設計を大切にしましょう。
- 見る人に、主役(メインポイント)がどこか分かりやすくなっているか
- 最初の3秒で、自分の作りたいものが何か伝わるか
- 全体を見る前に、「ここがこの作品の見どころ!」というポイントを作り、散漫にならず誘導できているか
いかがでしょう。あなたはきちんと自分の作品を客観的に見れていますか?
4.いいねを意識するなら、要素は「翻訳」して削るのがコツ
いいねを意識して作品を作る場合、「とにかく全部見てほしい」という欲張った願望は、ほとんどの場合うまく機能しません。
自分が好きな作品ほど、
- 使いたい表現
- 見せたい技法
- 盛り込みたい設定
が増えがちです。しかし、見る側にとってはどうでしょう。それらが同時に提示されることでどこに反応すればいいのか分からなくなる状態になります。例えるなら、展示会でテーブルの隅から隅まで1年間つくった作品を溢れるほど全て乗せられた状態です。もう見る側としては、ごちゃっとして見にくいのです。
ここで必要なのは、削除ではなく翻訳です。
- 一番反応してほしい要素は何か
- それを最初に感じ取れる構造になっているか
- 他の要素は、その理解を助けているか
好きな要素ほど、そのまま出すのではなく、見る側に届く形に変換する意識がより必要になります。
5.「分かりにくさ」と「深さ」は別のもの
作品に深さを持たせたいと考えると、最初から多くの情報を詰め込みたくなります。
ですが、評価されやすい作品ほど、入口は驚くほどシンプルです。内容がぱっと見で分かりやすいが、見続けることで情報が増えていくものです。そうして見ていくうちに「そういうことか!」と気づかせるものが見る側への配慮ができた作品です。
この親切な構造があることで、見る側は安心して作品に向き合えます。同時に作品への深みとなります。

いいねを意識する場合、深さは後から伝われば十分なのです。最初に求められるのは、理解ではなく反応です。
こうして整理していくと、すぐに反応される作品と時間をかけて理解される作品の特徴がわかってきませんか。いいねが少ないからといって、作品が劣っているとは限りません。
ただ、その作品は共感にたどり着くまでの距離が長い、または見る側に集中や文脈を求める構造となっている可能性があります。
ここで大切なのは、今の自分が、どちらを作っているかを自覚することです。
反応を取りにいく作品なのか、自分の関心を深める作品なのか。
その違いを理解しているだけで、あなたの作品は必ず一つ上のステージにいくことができます。
おわりに:周囲からの反応を取るか、自分の好きを守るか
もし、「今回はいいねを取りにいく」と決めたなら、見る側の視点を意識することは、必要な戦略です。
一方で、「今回は自分の好きを優先したい」と思うなら、無理に寄せる必要はありません。
どちらも、今いる場所と、作品の向いている場所が少し違うだけです。
あなたは次に、どちらの視点で作品を作りたいでしょうか。少しでも参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。それではまた!
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