LEGO|レゴミニフィギュアの歴史

こんにちは、Keiです。

レゴブロックは世界中の子供たちに愛されるおもちゃでありながら、近年は大人にも人気が広がっています。そんなレゴブロックのシリーズの中でも特に人気が高いのがミニフィギュアと呼ばれるブロックと一緒に遊べる人形です。レゴミニフィギュアは顔、胴体、脚、アクセサリーなどのパーツから作られています。このミニフィギュアは好きなパーツを選んぶことで自分だけのオリジナルのシグフィグだって作り出すことができ、レゴの趣味をさらに楽しいものにしてくれる可愛らしい存在です。本稿ではレゴミニフィギュアの歴史について解説していきます。

レゴミニフィギュアの歩み

最初のミニフィギュアは1978年に開発されました(原型は1975年に登場)。なぜ誕生したかというと、レゴブロックだけでは人物や動物などの表現が難しく物語を作り上げる上でかかせなかったからだそうです。また、当時のおもちゃ市場はプラスチック製の小さなフィギュアが流行しており、LEGO社もこのトレンドに対応することが求められていました。そこでただプラスチック製のフィギュアを作るのではなく、レゴブロックと同様に自由度の高いデザインを施すことで、子供たちの創造性を促すおもちゃを目指しました。

1978年の初代ミニフィグ

当初はレゴキャッスルやレゴシティといったシリーズに付属する小さな人形としての登場でした。今とは違ったとても簡素なデザインで、顔は単色な上に表情もありませんでした。胴体にはシールで服装が描かれていましたがアクセサリーや武器などの小物はありませんでした。

1980年代に入るとより複雑なデザインとなり、表情やアクセサリー、武器なども追加されました。1989年にはレゴパイレーツのシリーズで初めてミニフィギュアに名前がつけられました。この最初のミニフィギュアの名前は、「ピレート・レッドビアード」だったそうで赤い髭が描かれたキャラクターでした。

1990年代に入るとより多彩なデザインに進化していきます。1995年に発売されたレゴスペースのシリーズでは、宇宙服を着たレゴミニフィギュアが登場しました。この宇宙服は透明のヘルメットとグローブを持ち、胸にはNASAのロゴが描かれています。また1998年にはレゴスターウォーズのシリーズが発売され、スターウォーズのキャラクターをモチーフにしたミニフィギュアが登場しました。このスターウォーズシリーズは大ヒットを記録し、レゴ社にとっても分岐点となります。

2000年代に入るとより高度な技術を駆使して作られるようになりました。2003年にはレゴバイオニクルシリーズで初めてミニフィギュアに可動パーツが取り入れられました。このシリーズではミニフィギュアがロボットに変形することができるようになり、様々な武器やアクセサリーも付属するようになりました。

2010年代も進化は続きます。2011年に発売されたレゴニンジャゴーのシリーズでは初めてレゴミニフィギュアに3Dプリント技術が採用されました。これによりより詳細な表情や衣装が再現できるようになったのです。また、2014年にはミニフィギュアの外観を一新させより細かなディテールや表情が描かれるようになります。それだけでなく新しいジョイント構造が取り入れられ、より多彩なポーズが可能になりました。同時期には、従来のミニフィギュアのデザインに対して、レゴフレンズで女の子をターゲットにしたスレンダーなミニフィギュアが登場するようになりました。

レゴフレンズの誕生

レゴフレンズは2012年にLEGO社から発売された女性向けの新しいレゴシリーズです。開発部署が従来のレゴ製品において男性向けのテーマが多かったことに気付きプロジェクトを進めたもので、いままでにない明るいパステルカラーを基調としたデザインや、女性キャラクターが多数登場するなど従来のレゴ製品とは異なる特徴があります。

この新シリーズには友情やコミュニケーションなどのテーマをコンセプトに取り入れ、従来のレゴ製品とは異なる女性らしいデザインやアイデアが盛り込まれるようになりました。

このシリーズでは女性がSTEM(科学、技術、工学、数学)分野に参加しやすいようSTEM教育にも注力しています。レゴフレンズのミニフィギュアには科学者や技術者などの職業も含まれており、女性がSTEM分野に興味を持ちやすくなるような工夫がされているそうです。

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まとめ

レゴミニフィギュアは発売から40年以上の歴史を持ち、時代とともに進化してきました。現在ではより高度な技術が使われより多彩なデザインが展開されるようになりました。レゴ社の象徴的存在となったミニフィギュアはブランド価値や商品力に大きく貢献しており、世界中の子供たちに夢と想像力を与え続けています。

レゴ社はこのミニフィギュアを通じて子供たちに自分自身を表現する楽しみや異なる人種や文化に対する理解を深めることを目的としています。様々な民族や職業、性別や年齢層などが存在し、子供たちはこのミニフィギュアを通じて広い世界と接する機会を得ることができます。また、レゴ社は環境保護や社会貢献にも力を入れており、ミニフィギュアにも再生可能エネルギーを使った素材を一部で採用するなど環境に配慮した取り組みを行っています。

さらに、ミニフィギュアを使った教育プログラムも提供しています。レゴエデュケーションと呼ばれるプログラムでは、ミニフィギュアを使って科学や数学、言語や社会科学などの教育を行っています。子供たちはミニフィギュアを組み立てたり自分でストーリーを考えたりすることで、創造力や問題解決能力を養うことができるのです。

今後もレゴ社はミニフィギュアをより魅力的なものにしていくことで、子供たちの夢と想像力を広げていくことでしょう。

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