2023年8月31日に全世界で配信された尾田栄一郎氏の人気漫画『ワンピース』を原作とするNetflix版の実写ドラマに登場するゴーイングメリー号が、ついにLEGOセットとして立体化されました。本記事では、実際の組み立て体験を軸に、「遊び」「構造」「ディスプレイ性」の観点からレビューします。
こちらストア公式価格は20,480円ですが、昨年末のブラックフライデーでイオンの専門店売り場で14,000円ほどで購入できました。意外と見落としなイオンのおもちゃコーナーですが、実は普段からセールを予告なしでさらっと行っているので、定期的にチェックすることをお勧めします。
セット概要
- ピース数:1,376
- 製品番号:75639
- 完成サイズ:約 高さ34cm × 長さ39cm × 幅20cm
- 対象年齢:10才以上
- 付属ミニフィギュア:
ルフィ/ゾロ/ナミ/ウソップ/サンジ - 対応アプリ:LEGO Builder(3D組み立て対応)

Netflix実写版の船体バランスをベースに、LEGOらしい遊びやすさを融合させた設計です。レゴが入った袋は10袋。ピース数も1000を超えており、初心者にはなかなか難しいボリュームかもしれませんが、難しい組み立て方はないので根気があれば5時間くらいで作れるボリュームです。
おすすめはやはりワンピースのアニメや今回の実写ドラマを流しながら気分を盛り上げて作ることです。僕は1日で完成させることはせずに、寝る前の毎日30分くらい、ワンピースの音楽をかけながら1〜2袋ずつ開けてのんびり楽しみながら組み立てました。
付属ミニフィグ紹介

メインキャラクターの5人が揃っています。物語の序盤なためチョッパーがまだいないのは残念ですが、それぞれの個性がよく出ているミニフィグだと思います。
実写版をモデルにしたミニフィグのため、正直を言えば原作のミニフィグが欲しかったところですが、全体的な雰囲気はよく再現されていますし、日本を代表する漫画のキャラクターがミニフィグ化されて全世界で販売されるのは嬉しいことです。ミニフィグのプリントはしっかりと入っていますし、ヘアと一体型になった麦わら帽子など新パーツで作られているので、キャラクターらしさは十分に出ていると思いました。

ダブルフェイスと裏側のプリントはこんな感じです。ルフィの笑顔がとてもいいですね!
ゾロはバンダナパーツもついています。ゾロの持つ刀はヘッドパーツを取らなくてもそのまま差し込むことができました。サンジはNetflix版同様に眉毛はカールしていません。
組み立て体験:ひと目で理解でき、没入できる構成

組み立ては船底から始まり、船内構造、甲板、そしてマストと帆へと段階的に進みます。この順序が非常によく考えられており、「今、自分は船のどこを作っているのか」が常に把握できます。完成後のビジュアルはすごく完成度が高いと感じました!
特徴をとてもよく捉えているモデルだと思います。羊像の下には大砲をイメージしたスタッドシューターがついており、甲板のポッチを押し込むことで弾が発射されるギミックを搭載していました。これは遊びの要素であると同時に、「戦う船」であることを静かに主張するディテールです。とてもワクワクする部分ですが、欲を言えば一発しか弾が充填できない仕様をなんとかして欲しいと思いました。

正面から見れば船首像が視線を引き、側面から見れば船体のラインが美しく、上から見下ろせば甲板上の物語が浮かび上がります。飾る角度によって、主役が変わるモデルだと思います。

棚に置いても、机に置いても、背景がなくても成立する。この“自立した存在感”は、ディスプレイモデルとして非常に優秀だと思いました。
LEGO Builderアプリの3D表示は、このセットと相性が抜群です。立体的に回転させながら確認できることで、パーツの意味や構造が直感的に理解できます。特に船という曲線の多いモデルでは、紙の説明書以上に安心感がありますね。







1,376ピースという数字から想像されるような難解さはなく、むしろ「船が少しずつ形を持ち始める」過程を楽しませてくれる構成です。作業を中断しても、再開した瞬間に世界観へ戻れる点も、現代的なLEGO体験だと感じました。
船内の様子:見て回る楽しさが満載です


完成後、甲板を外して内部をのぞいた瞬間、このセットの本質が見えてきます。ゴーイングメリー号は、外観を再現するためのモデルではありません。中で人が暮らし、語り、準備をする船として設計されています。
船員室には生活が想像しやすく、厨房はありませんがスプーンやフォークといった小物パーツもついています。作業場や倉庫には、食料や手配書、装身具が収められ、航海前の慌ただしさが伝わってきます。





LEGOでありながら、「見て終わり」ではなく、「覗いて、想像して、動かす」余地が残されています。折りたたんで様々な要素を詰め込ませているので非常に密度が高く、満足できる内容でした。
レゴ 75639 ゴーイング・メリー号の再現度が凄すぎる!注目したい船首部分

船首部分にはお馴染みの羊の像がついています。船首のヒツジ像が今回の最も複雑なレゴブロックの組み方をしていて今回の最難関だと思います。組み上がった様子を見ると、実写版らしく木彫り感のある造形でまとめられています。過度に可愛くせず、しかし冷たくもならない、その絶妙なバランスが印象的です。角のぐるぐる巻きは残念ながらシールでの再現です。
このヒツジの船首像に腰掛けるルフィは、まさに彼の特等席ですね。甲板ではゾロが黙々と修行を続け、厨房ではサンジが忙しなく動き回る。ナミは針路を確認し、ウソップはマストの上から周囲を警戒しています。
それぞれが「その場所にいる理由」を持って配置できるため、置き方に迷いがありません。結果として、何も動かさなくても、船の中で時間が流れているように感じられます。
総評
いかがでしたでしょうか。
LEGO ゴーイングメリー号は、「組み立てる楽しさ」「遊ぶ余白」「飾る満足感」のすべてを高い水準で備えていると思いました。LEGOファンにも、ONE PIECEファンにも、確実に刺さる一箱じゃないかと思います。
偉大なる航路へ向かう前の、まだ少し小さく、しかし確かに夢を積んだ一隻。その空気感を、LEGOで楽しんでみませんか。

ちなみに今回出てきた手配書はこちらの4種類でした。ランダムで8種の中から封入されているようで、ダブりもあるのでこれはラッキーでした。

余談ですが、ドラマ版は全体としては原作の良さと、海外ドラマらしさをうまく融合していて個人的には非常に楽しめました。確かにゴム人間なのに打撃でダメージを受けているように見える描写や、ゴムの「張力(縮む力)」を活かしたスピード感が足りない点など、アクション面の改良は必要かと思いますが、2026年3月10日(火)に世界同時配信されるシーズン2も楽しみに待ちたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。それではまた!
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