【LEGO】韓国最大のレゴ展示会KBP2023をレポート!《Part.1》

こんにちは、Keiです。

今回は2023年8月5-6日に韓国のソウル市内で行われたKorea Brick Party 2023 の様子を写真でお届けします。最後までどうぞお楽しみください。(※時間の都合上、全ての作品を撮ることができませんでした。どうかご容赦ください。)

>>Korea Brick Party公式サイトはこちら

本イベント(以下:KBP)は有志で集まった運営メンバー、そして一般のレゴビルダーによって韓国で開催される大型の作品展示会です。韓国内のレゴ愛好家だけでなく、オーストラリアやアメリカなど世界中のレゴファンが集まって自慢のオリジナル作品を披露し合い、国境を超えた親睦を深めています。

また、InstagramなどのSNSで #KoreaBrickParty や #KBP2023 と検索してもらえれば、素敵な写真をたくさん見ることができますよ。

韓国ブリックパーティー 2023 (KBP 2023)開催概要

– 日程:2023年8月5日(土)~6日(日)
– 運営時間:10:00~16:00 
– 場所:KIM KOO Museum & Library Conventionhall、ソウル、韓国
– 入場料:AFOL – KRW 5,000 / TFOL – KRW 3,000

展示作品を紹介

まずは本イベントの主催者であるHoshin氏と、Youjeong Choi氏の作品群からご紹介します。

ミニフィグに合わせた物語がそれぞれユニットの中に広がっていて、ストーリー性を感じさせます。可愛らしくて会話が聞こえてきそうな見せ方のうまい作品ですね。組み方も非常に繊細で達人芸です。

続いて友達のGUN氏の作品。「Dees氏の隣のテーブルだと見劣りしちゃうよ~泣」と彼は嘆いていましたが、バイオニクルやテクニックのパーツを使って、少ないパーツ数ながらもリアリティーあるしっかりとした造形力で作品を表現できる凄腕のビルダーです。ポージングや配色といった細部にまで気を配っていて、センスあるロボットたちはどれも輝いていました。

JBFの時から改良が加えられ、さらに豪華にパワーアップしていました!

今回の目玉となるグループ合作の「Paehistoaic Ages」です。かつて恐竜が栄えていた時代が終わり氷河期がやってきますが、その時期も過ぎ去ると二つの大きな岩山から氷が溶け出して川となり、また植物が生え、マンモスなど新しい生き物が暮らしだす新生代第四紀の時代の到来を楽しませてくれる超大作です。プテラノドンやトリケラトプスの化石のほか、人類が壁画を描いたり果実を食べたりと様々な場面が描かれています。激しい滝の裏側にはクマもいます。キラキラと光が差し込む様子はとても幻想的でした。

路面電車と月面で暮らすウサギです。風に舞う花びらを切りダークグリーンとサンドグリーンのトローリーが駆け抜ける様子はなんとも美しい情景ですね。ゴールドと臙脂色のアクセントが全体を引き締めるとてもかっこいい作品です。宇宙服を着たウサギはJBFの記事でも紹介していますが、もうロマンあふれるアイデアとセンスの良さに脱帽です。

なんとKBP開催の一週間前に韓国2人目のレゴ社公認プロビルダーとなった、酒好きVantさんの作品群です。「大きい作品が正義」と言われやすいレゴ界隈ですが、少ないパーツでどれだけワクワクできる楽しい作品を作れるか、お手本のような完成度の高さに感動してしまいます。手にとって楽しめるやじろべいのクジラや、韓国の美しい飾りなどを見ているとレゴだと忘れてしまうくらいです。(勿論彼はとてつもない大型作品も作っています)

ゴッホは僕も夜のカフェテラスを作品で作ったので、勝手に「Vantさんとコラボできた!」と心の中でこっそりガッツポーズしています。

韓国でもミニタリーは人気のようで多くの人が見入っていました。世界中で活躍する戦闘機が大集結しています!

大変お世話になったwanji31氏の作品群。先ほどの「Paehistoaic Ages」も手がけられています。「アナと雪の女王」をテーマにした作品を多く展示されていて、このFrozenも見どころ盛りだくさんですごいですね。表情豊かな作品なのでどこを切り取っても画になります。ジブリやNetflix限定ドラマを題材にした作品、クラシックスペースのミニフィグなどテーブルが華やかで楽しいブースでした。

JBFでも展示されていたGoni氏の作品。マイクロスケールのジオラマなども展示され、ますますパワーアップしています。作る作品も多彩で見どころも多く、若き天才です。

スパイファミリーのアーニャや、鬼滅の刃など日本の漫画をモチーフもあってとても嬉しいです。どれも再現度高い!

ちょっとやばいスターウォーズ大好きなお兄さん(Gray_84氏)の作品群。どの作品も迫力があって、密度もすごいので見応えがあります。さらにスマホの写真フォルダには超巨大作品の数々。JBF2024にも参加されるとのことで、この大作の日本上陸を心待ちにしましょう。SWファンのビルダー友達を増やしたいそうです。友達になってレアなミニフィグをもらっただけでなく、展示会中に作品に僕らの名刺をずっと挿してくれました。(目立って恥ずかしいからやめてーw)

ポプラ並木が美しいですね。この木の作り方とても参考になります!

4機のシステム制御されたアームが連携してボールを掴み、次のアームへと繋いでいくメカニカルな作品。回転したりひねったり掴んだりと、ロボットとしての動きを滑らかにレゴで作ってしまう頭の良さに脱帽です。

森の中をバギーが駆け上がっていたり、頂上にはワシが飛び回り、きこり達はおばけに遭遇して驚いています。メルヘンな物語が随所にちりばめられた楽しい作品です。どんな物語か聞きたかったけど言葉が分からない。。笑

風車のクオリティーや小物へのこだわりがたくさん詰まっています。

1988年に韓国で初めて開催されたソウルオリンピックをテーマにした作品群です。韓国が戦後復興したことを世界に示す象徴的なオリンピックで、韓国国民にとってとても思い入れのある本大会のようです。大会のマスコットキャラクターであるホドリ&ホスニのレゴビルドはなんとも可愛らしいですね。男女混合コーラスユニット「コリアーナ」による演奏の様子や、会場のmocまで、見どころ満載でした。メイン会場の屋根がウェーブする様子をそのまま再現していて、商品になってもおかしくないくらいの素晴らしい完成度でした。

テクニックパーツを使ったかっこいいオリジナルスポーツカーの作品です。塗装業をされているとのことで、カラーリングも美しいです。黒いパーツにもマット調のシールを貼って高級感を高める本物志向の作品ですごかったです。

扇風機はタッチパネルで電源を入れることができます。首振り機能も付いていて結構強めの風が吹くので、涼むことができました(笑)

扇風機にピラピラの紙がつくのはどこの国も一緒なんですね。

難しい円形のビルドをさらりとやっているように見えますが本当にすごいですね。強度を保たせるギリギリのところで、重たい印象にならないよう組み方をあらゆる方向から工夫してシンプルなように見せています。手前は花屋でしょうか。色とりどりの花たちがとても可愛らしいです。

クラシカルな建物やバーカウンターが色気を放つ大人の作品です。バーカウンターの椅子の脚をかける部分や、ボトル棚下の引き出しの表現などはもう大好物です。この作品をぜひ我が家に飾らせて欲しいです。笑

腰の部分がよくみたらプロペラだ!

全体のバランスがよくて、誰にでも好かれそうな見た目に仕上がっています。ディティールも複雑で、どう組まれているか分解して教えてもらいたいくらいです。可愛らしい見た目に反して技術力の高さが光る作品ですね。左下のミニフィグもキュートです。

jerky_factory氏の作品で、韓国発のメッセンジャーアプリ「Kakao Talk」の人気キャラクター、ライアン(라이언)が並びます。タキシードやウェディングドレス、雪だるまや漢服など様々なライアンが楽しめます。2頭身でとても愛らしいですね。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

まだまだすごい作品が盛りだくさんです! 続きの記事をお楽しみください。

>>【KBP2023】韓国最大のレゴ展示会をレポート!《Part.2》

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