【LEGO 76415】レゴハリー・ポッター「ホグワーツの戦い」を商品レビュー

こんにちは、Keibricksです。2022年に発売された《76415 The Battle of Hogwarts》を組み立てていきます。本商品は、レゴブロックでホグワーツ城の一部を組み立てることで、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』で観たホグワーツの最終決戦を再現して遊べるというセットです。レゴ公式サイトでの販売価格は12,480円(税込)でした。

箱の裏側の写真を見ると、物語のこの戦闘場面で起こる混乱や破壊されていくホグワーツ魔法魔術学校の様子を再現するためかんたんに分解できるように設計されており、非常に遊びやすくなっていると感じさせます。

箱を開けると、レゴブロックのパーツが入った番号付き袋が5袋、さらにハリーとヴォルデモートが唱える呪文用のクリアパーツ袋が1袋、説明書1冊、そして残念ながらシールシートが1枚付いていました。総パーツ数は730個でミニフィグは6体付属しています(呪文を放つ杖を持ったハリー・ポッターとヴォルデモート、グリフィンドールの剣を持つネビル・ロングボトム、スカビオール、モリー・ウィーズリー、ベラトリックス・レストレンジ)。この商品は6歳以上が遊ぶことができます。

セット完成時のスケールは高さ約28cm x幅約44cm x奥行き約11cmです。また、公式のLEGO® Builderアプリを使用すれば、3D表示でモデルを拡大・回転してチェックでき、本セット組み立ての進捗を保存することができるようになっています。

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最初のレゴミニフィギュアは、額にトレードマークの稲妻があるハリーです。最終決戦のシーンで実際に着ていた衣装がミニフィギュアでも忠実に再現されています。衣装を担当したティマイム氏によると、ラドクリフは一部のキャストに比べて衣装デザインのプロセスにあまり注文をつけなかったそうです。

ハリーと決闘ペアとなるのはヴォルデモートのレゴミニフィギュアです。トルソーとスカートが美しいですね。ちゃんと柄が繋がるようにプリントされています。ヴォルデモートの衣装は、7つの分霊箱(ホークラックス)に合わせて7種類の緑色のものが使われていました。 ハリーやその仲間たちが1つずつ分霊箱を破壊していくにつれ、衣装の色調は失われていき次第に色もあせていくよう設計されていました。本セットにはナギニの動物フィギュアも一緒に付属されています。

ハリー・ポッターとヴォルデモートの杖は、専用パーツをつけると呪文をかけているように見えます。

続いて別の決闘カップルはウィーズリー夫人とベラトリックスです。ウィーズリー夫人の衣装は本当に美しくて見事です。ベラトリックスの衣装はちょっと貧弱に見えました。スカート部分がプリントされていればもっと良かったのにと思いました。もちろん髪パーツは豊かで美しいです。

こちらはネビル・ロングボトムのレゴミニフィギュアです。細かな編み物の印刷が素敵です。ネビルの持つ心優しいイメージが衣装にも反映されているのでしょうね。いつもクラスの劣等生だったネビルですが、物語が進むにつれて誰もが震え上がる強敵にひとり立ち向かうほど最も成長するキャラクターです。思えば第1作目で友達の暴走を止めようとする勇気ある片鱗は見せていましたね。彼もまた8月末に生まれた「選ばれし男の子」の一人で、ハリーと表裏一体のキャラクターです。

最後のレゴミニフィギュアはスカビオールです。彼は本セットで初めてレゴ化されたレアキャラクターです。このミニフィギュアはとても気に入りました。完成度が高いです。プリントされた柄からイギリスを感じさせます(語彙力のなさ)。彼のために買ったと言っても過言ではないです。

それではセットを組み立てていきましょう。

1袋目は正面扉の組み立てからです。両開きできるものでこの大きさのパーツはとても珍しいと思います。

僕はモジュール式建築になってから、組み替えたりして遊びやすくはなったものの、一つ一つのディテールが失われていて城らしさを微塵も感じません。これをずっと続けるなら来年以降のハリーポッターシリーズを買うのをやめようかとも考えています。2018年発売当初のシリーズは城らしさを感じられるのでとても好きでした。

大広間塔の上の時計もシール表現です。扉のモックと組み合わせれば塔入り口の完成です。

2袋目は暖炉を作っていきます。小さな塔も一緒に作っていきます。

3袋目は外廊です。組み方を変えるとここが連絡橋にも変化します。城のエンブレムはシール処理です。簡単に取り外しできるように設計されています。ハリー・ポッターファンであれば、誰でもこのバラしやすいセットがハリーとヴォルデモートの戦いで最高潮に達している場面に使えるからだとすぐに気づくでしょう。

4袋目は城の内部を作ります。城を照らす廊下の松明はシール表現です。時計といい手抜き感があり残念ですね…。カップとソーサーを置くテーブルも製作します。

5袋目は外廊の対となるモック作りです。セットの最後の組み立て部分は実質的に対称部分のコピーです。城全体の組み立ては難しくなく、正直面白みがないので作っていて退屈に感じました。モック同士の接続に使ったこのパーツはおそらく新しいリファレンスです。 1×2 の丸いタイルです。丸いのに同時に細長いというのは面白いパーツですね。

最後に屋根を作って、完成です!

いかがでしたでしょうか。 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』で観たホグワーツの死闘を再現できる《76415 The Battle of Hogwarts》をご紹介しました。特にスカビオール、ヴォルデモート、ウィーズリー夫人のレゴミニフィギュアは素晴らしい出来だと感じました。(それに対して城は、接続穴だらけで貧弱さも感じてしまいとても残念でした。私たちを驚かせるようなアイデアやテクニックはほとんど何もありません。)

完成品ですが、城の一部を映画でおなじみの橋に組み替えることができるモジュラー式の組み立てモデルです。レゴハリー・ポッターシリーズの別売セットと組み合わせれば、ホグワーツ城の全貌を作ることができるようになっています。組み立てレベルは非常に簡単でつまらないですが遊びやすいセットだと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。それではまた!

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