【オリジナルレゴ作品】夜のカフェテラス

1888年9月にフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた絵画『夜のカフェテラス』をレゴ化しました。

この絵でゴッホは初めて黒をあまり使わずに夜空を描いています。

描かれているカフェテラスは実在しておりますが、あくまでも絵画の魅力を表現できたらと思い制作しました。訪れてみたい場所です。

ゴッホと飲んでいる自分(笑)

Vincent van Gogh /「Café Terrace at Night」

場所:「Le Cafe La Nuit(CAFE VAN GOGH)」〒13200 Arles, Rue du 4 Septembre, 43°40’38. 4°37’37.

ゴッホ『夜のカフェテラス』作品解説

ヴィンセント・ファン・ゴッホの「カフェテラス」は、世界中で知られる有名な絵画の1つであり、ゴッホの代表作の1つでもあります。本作品にはゴッホが好んだ夜景とカフェの雰囲気、そして人物描写など、多くの魅力が詰まっています。

本作品「カフェテラス」は1888年に描かれた油彩画で、サン=レミ=ド=プロヴァンスのアルル近郊にあるカフェ・テラス・ド・ナイトという場所がモチーフとなっています。このカフェは、当時から地元住民や旅行者のための休憩所として人気がありゴッホ自身もよく訪れた場所のようです。

本作品ではカフェの外には木々や街灯、星空が描かれ、室内には人々がいる様子が描かれています。特にカフェのテラスに座る人々が印象的で、彼らの表情やポーズから賑やかで活気のある雰囲気が感じられます。

この絵画にはゴッホ独自のスタイルが色濃く反映されており、カラフルで太い筆使いや斜めに描かれたテラスや席など変形された空間表現が見られます。また、色彩の使い方も特徴的で青色や黄色などの明るい色調を多用して絵画全体に暖かみと陽気さを与えています。

「カフェテラス」は、ゴッホの代表作の1つとして知られ、現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館をはじめ、世界中の多くの美術館に所蔵されています。その美しさや、ゴッホの独自性によって、多くの人々に愛される名画の1つとなっています。

しかし、ゴッホがこの絵画を描く際には精神的な苦痛や孤独感、貧困といった彼自身の内面的な問題も抱えていたと言われています。実際にこの作品を描いた翌年にはゴッホは自●を図り亡くなってしまいました。

そのため、「カフェテラス」は単に美しい絵画としてだけでなく、ゴッホの人生や心情と密接に結びついた作品としても語り継がれています。実際にゴッホは自●する前にこの絵画を描くことを通じて自身の孤独や絶望感から逃れようとしていたという見方もあるのです。

実店舗の様子

また、この絵画は当時のフランスの文化や社会情勢を表しているとも言われています。19世紀末のフランスでは文化的・社会的変革の波が押し寄せ、カフェは芸術家や思想家などが集まる場所として注目されていました。この絵画に描かれた人々もカフェを訪れた芸術家や労働者、地元住民など、様々な社会的背景を持った人々が描かれているため、当時のフランス社会の多様性を反映しているとも言えます。

さらに、この絵画はゴッホが好んだジャポニスム(日本趣味)の影響も色濃く受けています。当時フランスでは日本の浮世絵などが流行しゴッホも多くの日本の美術作品を鑑賞していました。その影響を受けて絵画の構図や色使いなどに日本美術の影響が見られるのです。

このように、ゴッホの「カフェテラス」は単なる美術作品としてだけでなく、ゴッホの内面的な苦悩や当時のフランス社会情勢、そして日本美術の影響を反映した作品として多角的に評価されています。その美しさや深みのある表現は、今なお多くの人々に愛され世界中の美術館で観ることができます。

制作の様子を特別公開

撮影前のライティング調整の様子です。空の青さや、光の強さ、色味をチェックしています。

背景はほぼボケてしまうので、ダイアゴン横丁の建物を使っています。右奥にライトが映り込んじゃっています。

使用している照明ライトはこちらです。興味あったら検索してみてください。笑

ミニフィグが多いので、どこから何色の光を当てるかの調整に時間がかかりました。

ハリーポッターも女の子とデート中のようです。

レイアウトが大まかに決まったところで、主演スター・エメットさんの登場。笑

どのくらい写り込むか分からなかったので、一応カフェの店内も作り込んでいます。

オリジナル作品ギャラリー

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